喘息
種類喘息の基礎知識

種類

喘息の種類

喘息

喘息の種類咳が長続きしたからといって、必ずしも気管支喘息とは限りません。
また喘息には、病気を治すはずの薬が発作を引き起こす一風変わったタイプもあります。

私たちがよく知っている気管支喘息以外には、どんな種類のものが存在するのでしょうか。

咳喘息やアスピリン喘息とは

咳喘息とアスピリン喘息に注意咳喘息やアスピリン喘息は、喘息特有の症状がみられません。
喘息の一種といえますが、気管支喘息とはさまざまな点で違っていますので、識別やそれぞれに応じた適切な治療を要します。

咳喘息とアスピリン喘息の原因や、発作が起きるメカニズムなどを紹介していきましょう。

乾いた咳が続く病気です

咳喘息とは、夜から明け方にかけて乾いた咳が発生する病気です。
気管支喘息のように、呼吸が苦しくなったり喘鳴の症状が出ることはなく、気道の機能に異常があるわけでもありません。ですので、いわゆる喘息とは違います。

咳喘息の苦しい咳は、異物を排除しようとする過剰な免疫反応によるものです。
体に有害な物質を長期にわたって吸い込むと、白血球の一種である好酸球が過度に反応するようになり、正常な組織をも攻撃してしまうようになるため、咳の症状が出るのです。

咳を誘発する物質はさまざまですが、代表的なのはタバコです。
自分が吸うのももちろんですが、吸っている人の近くに行くのも良くありません。
また冷たい空気、運動、精神的ストレス、風邪などもきっかけになるので注意が必要です。
なお咳喘息では本来みられないはずの痰が出た場合は、中国からの黄砂を吸い込んでいる可能性が高いです。

咳喘息は咳が出る病気ですが、咳止め薬は効きません。
飲むと交感神経が刺激されるので、気分が極端に高揚したり、イライラして寝つきが悪くなったりするので、咳によって消耗した体力の回復が遅れてしまいます。
治るどころか、かえって症状が長引きかねないので、飲まないようにしましょう。
なお咳喘息には、吸入ステロイド薬が有効です。

薬の副作用で起きる喘息のこと

薬の副作用で喘息発作が起きた場合を、アスピリン喘息といいます。
アスピリンという名前がついていますが、発作を誘発する薬はアスピリンだけではありません。
ほかの非ステロイド性抗炎症薬であるNSAIDSも原因になることで有名です。
そのため、アスピリン喘息は「NSAIDS過敏性喘息」と呼ばれることもあります。

アスピリンやNSAIDSは少量でも、炎症や疼痛を抑える効果が強力です。
知名度の高い解熱鎮痛薬であり、一見すると気管支が炎症を起こす気管支喘息に有効に働きそうですが、問題なのはこれらの薬がもつCOXの阻害作用です。

COXとは、シクロオキシゲナーゼという酵素の一種であり、アラキドン酸からプロスタグランジンを合成する役目を持っています。
ところがアスピリンやNASAIDSによってCOXの活性が阻害されると、プロスタグラジンを作り出すことができません。
プロスタグラジンには気管支を拡張させる作用がありますので、不足すると気管支が収縮して呼吸が苦しくなり、喘息発作が引き起こされます。

アスピリン喘息を発症すると、喘息発作のほか鼻に色々なトラブルが起こります。
アスピリンやNASAIDSを服用してから数十分後に鼻汁、鼻づまり、鼻茸、嗅覚の低下などの症状が表れた場合は、すぐに使用を中止して適切な処置を施さなければいけません。
大発作が起きて、命を落とすこともあり得るからです。

【喘息全書】コンテンツ分類
  • 【喘息の基礎知識】発症の原因、症状が違う種類、早期の治療に繋がる検査・診断法を解説
  • 【自分でできる喘息対策】発作の対処法や症状を抑える食事や飲み物、アロマやサプリ・温泉の話題
  • 【喘息の合併症や似ている病気】結核や肺炎・肺がんなどの注意が必要な病気の詳細
  • 【気管支喘息Q&A】原因は風邪?胸痛!?完治は?季節差・地域差って?水泳や喘息草について
【喘息全書】コンテンツメニュー
  • マクロビで予防 - 喘息を防ぐマクロビオティック
  • アロマで改善 - 喘息が楽になるアロマオイル
注目記事(喘息全書)ランキング