喘息
検査,診断喘息の基礎知識

検査・診断

喘息を診断する検査

喘息

喘息の検査方法しつこい咳が出る、呼吸しにくいなどと感じたら、喘息かもしれません。
ただの風邪や加齢のせいなどと軽くとらえずに、必ず病院で詳しく調べてもらいましょう。

ここでは喘息を正しく診断するのに欠かせないさまざまな検査について紹介しています。

検査内容や検査結果の見方など

スパイロメーターによる診断症状をみただけでは喘息かどうかを判断することはできません。
喘息のような症状が表れる病気はいくつもあるからです。
また、他の呼吸器疾患との識別が難しいので、さまざまな検査を行って入念に調べる必要があります。

喘息検査の種類やそれぞれの内容、検査結果の見方などを紹介していきましょう。

問診や聴診からスタートします

病院ではまず、問診や聴診を行います。
問診では、「いつ頃から症状がみられるか」「発作の頻度」「発作の表れやすい時期」「アレルギー性疾患の有無」「家族歴」「犬や猫を飼っているか」などを聞き取ります。

次に聴診ですが、喘息であれば聴診器を当てたときに「ピーピー」「ヒューヒュー」と笛を吹いたような音が聞こえてきます。
なお、息を吐き出した時に聞こえる喘鳴のことをwheeze(ウィーズ)といいます。

スパイロメーターで呼吸機能検査を行う

呼吸器疾患の検査でしばしば登場するのが、スパイロメーターや家庭用のスパイロメーターであるピークフロメーターといった機械です。

これらは呼吸機能を測定するための医療機器の一種であり、使い方は大きく息を吸い込み、口にチューブを当てて思い切り吐き出すだけと簡単です。
後はコンピューターが自動的に、呼吸機能を表すさまざまな項目の計算をしてくれます。

スパイロメーターやピークフロメーターは、気管支喘息を調べるのにも役立ちます。
ただし気管支喘息を診断するためには、気道可逆性(気管支の狭窄)を明らかにすることが重要であるため、気道可逆性試験を行わなければいけません。

気道可逆性試験で気道可逆性を調べる

気道可逆性試験とは、β2刺激薬やステロイドなど気管支を拡張させる薬を吸入した上で、スパイロメーターで呼吸機能を測定するというものです。

検査項目には、努力肺活量やピークフロー値など色々ありますが、気道可逆性を判断するポイントとなるのは1秒率です。

1秒率とは、できるだけ強く息を吐いたときに出る空気量のうち、はじめの1秒間に出た空気量の割合を示すものであり、よくFFV1.0%と略記されます。

気管支拡張薬を吸入する前と比べて、1秒率が20%以上増加していたら、気管支の狭窄が起きている可能性が高いです。
なお1秒率の正常値は70%ですので、69%未満だった場合も気管支喘息が疑われます。

気道過敏性試験でわざと発作を起こす

気道過敏性試験とは、気道過敏性や重症度を調べるための検査です。
この検査はアストグラフともいい、気道を収縮させる薬アセチルコリンやメサコリンを吸入して、わざと喘息発作を起こさせるというものです。

気管支喘息の場合、健康な人ではあり得ないような低濃度の吸入で気道収縮が起こります。
また気道が収縮する濃度が低ければ低いほど、重症であると判断することもできます。

なお気道過敏性とは、健康な人では何ともないようなかすかな刺激にも敏感に反応し、気道収縮が起きてしまうことをいいます。

血液検査でアレルゲンが特定できる

血液検査を行うと、アレルゲンが何であるかを知ることができます。
やり方は、患者さんから採取した血液をさまざまなアレルゲンの中に入れて、どれに反応する抗体をもっているかを調べます。

判定は陰性・擬陽性・陽性の3段階で、クラスは0〜6の数字で表されます。
0は陰性、1は擬陽性、2〜6は陽性に該当し、数字が大きければ大きいほどそのアレルゲンである可能性が高いことになります。

また血液検査で、末梢血中好酸球が正常値を上回っていた場合、気管支の粘膜が炎症を起こしていると考えられるので気管支喘息診断の目安となります。

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  • 【喘息の合併症や似ている病気】結核や肺炎・肺がんなどの注意が必要な病気の詳細
  • 【気管支喘息Q&A】原因は風邪?胸痛!?完治は?季節差・地域差って?水泳や喘息草について
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