喘息
地域,地域差気管支喘息Q&A

南に多いわけ

気管支喘息の多い地域

喘息

地域により違う罹患者数気管支喘息は季節の変わり目や秋・冬に悪化しやすい病気です。
では寒い地域に住んでいる人は危険なのでは?
と思うかもしれませんが、必ずしもリスクが高いとは言い切れません。

ここでは、気管支喘息の人が多い地域などを紹介しています。

南に集中している理由など

南の地域に多い理由喘息は日本でも他国でも蔓延している病気ですが、患者は南に偏っているふしがあります。
寒い時期に悪くなりやすいのが喘息ですので、予想外に感じた人は多いでしょう。

喘息が多くみられる地域と、患者数が南に集中している理由などを検討してみました。

高知県や鹿児島県が圧倒的!

喘息が多い地域はと問われたら、おそらく大半の人が低温気候の地域や、空気が汚い都会と答えるでしょう。
確かにどちらも喘息の人にとっては良くない環境です。しかし驚くべきことに、喘息患者や喘息による死亡者は南に多いことがわかっています。

日本で南といえば四国や九州が該当しますが、具体的には、高知県・香川県・島県・愛媛県・大分県・宮崎県・鹿児島県などが挙げられます。
そして、それらのうちでも圧倒的なのが四国の高知と九州の鹿児島です。

台風や火山灰などの影響?

なぜ喘息とは一見無縁そうな、これら暖かい地域に喘息患者が多いのでしょうか?
今のところはっきりとした原因はわかっていませんが、台風の襲来が多く気候の変化が激しいことや、桜島の火山灰などが影響していると言われています。

また、この2県は大酒飲みが多いことでも有名です。
お酒は別のページでも紹介したとおり、喘息によくありません。
鹿児島・高知県民の飲酒習慣と、喘息患者数の関係性が明らかになっているわけではありませんが、お酒が発作の引き金になる飲み物であることは確かなので、全く無関係とは言えないでしょう。

世界でいちばん喘息患者の多い島

世界でいちばん喘息患者が多いのは、トリスタン・ダ・クーニャという火山島です。
この島から最も近いのはアフリカ大陸ですが、3000劼舛くも離れているため、「世界一孤立している島」としてギネスブックに掲載されました。

トリスタン・ダ・クーニャは、南緯37度・西経12度に位置しています。
南大西洋に浮かぶ絶海の孤島で、アクセス手段は船のみ、島民はわずか250〜300人しかいません。
しかも驚くべきことに、そのうちの30〜40%は、喘息を患っていると言われています。

この島も方角的には南にありますが、日本の高知や鹿児島のように、台風や火山灰が関係しているわけではありません。
蔓延するきっかけとなった出来事があるのです。

セント・ヘレナの女性から広まった?

トリスタン・ダ・クーニャに住む人々の祖先は、1800年代にスコットランド、イタリア、オランダ、アメリカなどからやってきた人達や、多発する海上事故による遭難者といわれています。

後に、彼らの結婚相手としてセント・ヘレナ島から数人の女性がやってくるのですが、このうちの3人が喘息を持っていたそうです。

トリスタン・ダ・クーニャは、近隣に有人島がありません。
外部と接触する機会はほぼないに等しく、こういった環境では自然に近親婚が多くなります。ですので、島の住人のほとんどが親戚関係にあるというわけです。

喘息は、親から子へと「発症しやすい体質」が受け継がれる病気です。近親婚でどんどんとその体質が遺伝していき、やがて世界でもっとも喘息患者の多い島になってしまいました。

このようなケースは極めて稀であるため、世界中の研究者たちの注目を集めました。
島民の血液を採取し、喘息の原因遺伝子を突き止めるべく研究や調査が行われましたが、協力者には何の手当てもないなど、さまざまな問題があったようです。

【喘息全書】コンテンツ分類
  • 【喘息の基礎知識】発症の原因、症状が違う種類、早期の治療に繋がる検査・診断法を解説
  • 【自分でできる喘息対策】発作の対処法や症状を抑える食事や飲み物、アロマやサプリ・温泉の話題
  • 【喘息の合併症や似ている病気】結核や肺炎・肺がんなどの注意が必要な病気の詳細
  • 【気管支喘息Q&A】原因は風邪?胸痛!?完治は?季節差・地域差って?水泳や喘息草について
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